電子ブレーカーって何?③

 ブレーカーが落ちるリスクを緩和してくれる、と言っても何のことかよくわからないと思います。結局どっち?落ちるの?落ちないの?という質問が出てくるのも尤もです。落ちるかもしれない、でも落ちないかもしれない、結局落ちそうで落ちない・・・という状況は、男と女の関係ではもう、超燃えるシチュエーションなのですが、今はそういった話は横においておきます。ちなみに男女間の話では、理性のブレーカーを落としてしまうととても大きなリスクに直結するわけですが、そのあたりの話はまた改めて。

 (本当は戻したくないですが)話を戻しましょう。例えばもし電力の基本契約を30KWで結んでいた場合、通常のブレーカーでは30KWを越えた瞬間、一気にメインブレーカーが落ちて、事務所・工場の全ての機械が使えなくなってしまいます。これに対して、電子ブレーカーを設置しておけば、30KWを超えても数秒から数分、ブレーカーが落ちることなく耐えてくれるのです。もちろんちょっとした超過(40KW程度)であれば数十分耐えてくれますが、さすがに契約電力の倍以上(60KW程度)を超えると、1分少々で耐え切れなくなり、落ちてしまいます。

具体的な数字で言うと、以下のような基準になっています(JIS規格より)

~124%・・・・・・落ちない
125~149%・・・54分59秒耐えてくれる
150~199%・・・29分59秒耐えてくれる
200~399%・・・1分49秒耐えてくれる
400~499%・・・24秒耐えてくれる
500%~・・・・・・4秒耐えてくれる

つまり、先ほどの30KWの基本契約で言えば、60KW未満(つまり199%以下)までの超過であれば、約30分間、ブレーカーが落ちずに耐えてくれるわけです。さらに途中で30KW(100%)以下まで使用電力を下げれば、またリセットされて0秒からのスタートになります。だとすれば、時々20分程度の高負荷機械を使う事がある、といった事業所であれば、低い基本契約に変えても全く問題なく従来の電気使用が可能になるのがお分かりいただけるかと思います。
もちろんここで調子に乗ってどんどん基本契約を下げてしまうと、300%、400%の時間帯がどんどん増えてしまい、遂にはバツンとブレーカーが落ちてしまうという事になります。調子に乗って深追いしてしまうと痛い目を見るというのは、省エネも男女の仲も同じこと。重々お気をつけください(苦い記憶を思い出しながら)

なので電子ブレーカーを導入する際には、実際の利用状況をしっかり考え、最適な電力基本契約を見つけ出す必要があります。ここを怠るとちょっとした事でブレーカーが落ちまくり、電気料金の削減と引き換えに日々とんでもないストレスを抱えることになります。

ちなみに我々が取り扱っている商品(New Peak Saver)は、こういった電子ブレーカーの機能をさらに大きく進化させた物であり、より安全に、より低い電力基本契約が可能になるという優れものです。
詳細は次回以降、改めてご紹介いたします。


北海道札幌市で、省エネによるコスト削減をご提案する専門家(シンさん)のブログです。特に進化型電子ブレーカーやEMSによるデマンドコントロール、電力の基本料金削減について、メリット・デメリットを踏まえ優しくご説明いたします。