電子ブレーカーって何?②

 さて、低圧の契約をされている方は、電気の基本契約について「負荷設備契約」「主開閉契約」という2種類のうちどちらかの契約を結ぶことになります。

 急に難しそうな単語が出てきましたが、この時点ですでに「もう読むのが嫌だな」と感じられた、愛すべき勉強嫌いの皆様の気持ち、シンさんはとてもよくわかります。そのためここでは
「負荷設備契約」・・・余裕を持たせて絶対ブレーカーが落ちない「安心契約」
「主開閉契約」・・・・・現実的に使う分だけを自分で選んで契約する「節約契約」
というように呼ぼうと思います。
(もちろんこの呼び方をしているはこのブログだけですので、もし電力会社の窓口で「安心契約の件で話がしたいんですが」などと言ってしまうと、窓口の方に「ちょっとアレな人かな??」と、とても不安な顔をされますのでお気をつけください。)

 さて、安心契約(負荷設備契約)とはつまり、自社内にある全ての電気機器を全て同時に使用した場合の電気使用料に基づき契約する方法の事です。この方法ですとブレーカーが落ちる心配は無いのですが、契約料金自体は当然高くなります。例えばすさまじい電力を食う機械を持っているけれど、それがほとんど動いていないような場合は、無駄に割高な契約を結ばなければいけなくなってしまいます。

これに対して節約契約(主開閉契約)とは、実際に使う電力使用料の上限を電力会社に自己申告し、その値に基づき契約する方法です。例えば同時に動かすことの無い機械を大量に持っているような場合には、この節約契約だと無駄な電気代を支払う必要がなくなり、省エネ、コスト削減が可能になります。ただし当然ながら申告した値に基づきブレーカーが設置されるため、その値を超えて機械を使ってしまった場合は一気にブレーカーが飛んでしまうことになります。

上記のようにどちらにもメリットとデメリット
安心契約・・・金額は高いがブレーカーが落ちるリスク無し
節約契約・・・金額は安いがブレーカーが落ちるリスク有り
があるわけですが、この「ブレーカーが落ちるリスク」を緩和してくれるのが電子ブレーカーという機械になるわけです。

ちなみに「うちはどっちの契約なんだろう?」と思われた方は、まず間違いなく安心契約のほうです。北海道電力の札幌営業所に問い合わせたところ、節約契約の割合は全体の10パーセント以下だそうで、節約契約の存在自体がほとんど知られていない現状のようです。



北海道札幌市で、省エネによるコスト削減をご提案する専門家(シンさん)のブログです。特に進化型電子ブレーカーやEMSによるデマンドコントロール、電力の基本料金削減について、メリット・デメリットを踏まえ優しくご説明いたします。